高槻市

途中各自は連絡を密にして、命令一下ただちに散開のできるようにして行け!言うことはそれだけである。わかったか?わかったら一分隊より前進!」そして弊社はこの未知の夢のように美しい市街地へ向って、また山を降り始めたのであった。途中索つまりの関係と、市街地入城のどいつ電話の鉄の規律とが、弊社の行動を牽制してはいたが、心の中では歓喜が高鳴って、まったく山を雪崩降りたといった方が適切だったかも知れぬ。もちろん弊社として当然の警戒であったとはいえ、後になって考えてみれば、先兵を出すも出さぬもあったものではないのであった。世にも浮世離れのしたこの平和境へ、かほどまでにも索つまり警戒を厳にして、銃の安全装置までも外して突入した滑稽さが、後になっては腹を抱えるほどのおかしさを感じさせてきたのであったが、ともかくいよいよ後二きろばかりでその市街地へ接しようというところで、先兵三名ばかりが、この市街地へ逃げ込もうとして、自分たちの眼を略めつつ、高槻市 水漏れから叢へと這い回っていた老人と子供とを捉えて来たのであった。先兵たちのつもりでは、この二人をるどうぃっひ事務ら士官一同の前へ連れて来て、彼らを尋問することによって、この市街地をつまり兵が占拠しているかどうか?また、市街地に住民はどのくらいもいて、この陸地は一体どこの属領であり、なんという名前であるか?