高槻市

いい印象を与えておかなければならぬから、高槻市 水漏れだけはして帰せよ!というわけで、やがて弊社の昼の食事の折りには一緒に座に就かせて、食事を共にするように、と、手真似で勧めてみた。弊社が決して危害を加える人間でないということが飲み込めたのであろう。二人ともにこにこと躙り寄ってきたが、食事をする習慣も弊社とは大分異なっていたとみえて、弊社の与えた。乾酪をあまり喜ばなかった。一口口に銜むと、ほろ苦い顔をして吐き出してしまった。そして喜んで食べたのは、さんどうぃっち、びすけっと、薫腿!弊社の勧めたじんも口に合わないのか、一口含むと、顔をしかめて、もう要らぬと言わぬばかりに手を振った。弊社が食後に摂っていた珈琲も不快そうに顔をしかめていたが、魔法びんは珍しかったとみえて……ことにそこから湯気の立った熱い珈琲の迸り出てくるのを、世にも怪訝そうに眺めているのであった。そして最後に弊社を驚かせたのはこの老人も少年も、弊社の吸っている煙草がよほど珍しかったかして、眼を円くしながら、瞬きもせず、弊社の口許を瞶めているのであった。「どこのの人間だか、こりゃどうにもわからんが、ともかく、この様子では弊社より先につまり側が来たらしくも見えんな……その点はまあ安心らしいが、大分変っているぜ!」と、さっきから様子を眺めていた事務がつくづく感嘆したように頭を振った。